このデータベースは、 「旧植民地関係機関刊行物総合目録(全5巻)」 (アジア経済研究所図書館編纂、 1973年~1981年刊行。以下、「総合目録」と略)等の目録類から作成した書誌・所蔵データと、国立情報学研究所(以下、NIIと略)の 目録所在情報サービス (以下、 「NACSIS-CAT」 と略)からダウンロードした書誌・所蔵データを統合し構築したものです 。
「総合目録」は、台湾、朝鮮半島、旧満州(中国東北地方)、並びに満鉄に関係する諸機関で刊行された出版物について、国内49機関と米国6機関の図書館に直接出向き、当時公開されていた図書館目録カード、あるいは現物の調査を実施し、約 25,000点の刊行物に関する約8万冊もの所在情報を収録したものです。この種の総合目録は他に類書がなく、これまで多数の方々に利用されてきました。しかし、「総合目録」刊行後四半世紀以上が経過し、旧植民地関係機関資料を取り巻く環境、あるいは利用者の資料調査方法には大きな変化が起きています。
刊行後 60年以上を経過した資料は 劣化・破損が進行してきています。また、ある機関では他機関へ資料を寄贈するなど所蔵先にも変化が現れています。
一方、インターネットの普及によって、 NIIのWeb-Catや各図書館のOPACで資料を検索し、ヒットしないものは存在しないとして諦めるような利用者が少なからずみられます。
そこで、 NACSIS-CATを運営しているNII開発・事業部コンテンツ課の協力を得て、旧植民地関係機関刊行物を所蔵している 648機関にNACSIS-CATに登録した所蔵データ提供の協力を呼びかけた結果、中国の北京日本学研究中心を含む536機関もの図書館から快諾をいただきました。今年度NACSIS-CATから提供していただいた旧植民地関係機関資料の書誌・所蔵データは2006年4月末までに登録したもので、書誌データ数約9千点、所蔵数約5万冊にも上りました。旧植民地関係資料目録データのNACSIS-CATへの登録状況は一部の大学図書館を除いて、まだ完了していないようですが、 「総合目録」と「NACSIS-CAT」の目録情報を統合することによって、全国規模での所蔵状況がかなり明らかになってきました。 |