技術と農村社会

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技術と農村社会

水利の社会構造

論文タイトル: 目次
著者名: -
出版社: 国際連合大学
出版年: 1984年
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目次

序 文・・・・・・・・・・(林 武)・・・・・・・・・・iii

はじめに・・・・・・・・・・(旗手 勲)・・・・・・・・・・3

第1章 日本農業の近代化過程における水利の役割・・・・・・・・・・(玉城 哲)・・・・・・・・・・7
 Ⅰ 17世紀における新田開発と水利土木技術・・・・・・・・・・7
 (1) 人口爆発と新田開発・・・・・・・・・・7
 (2) 土木技術の発達と大規模灌漑システムの形成・・・・・・・・・・10
 (3) 米と貨幣の経済・・・・・・・・・・13
 Ⅱ 18世紀以降における水利制度と村落・・・・・・・・・・15
 (1) 資源制約の発生と紛争・・・・・・・・・・15
 (2) 用水統制秩序の形成・・・・・・・・・・16
 (3) 用水組合と用水慣行・・・・・・・・・・19
 (4) 用水権の成立・・・・・・・・・・21
 (5) 村落の定着と農業の集約化・・・・・・・・・・24
 Ⅲ 明治維新以後の近代化過程と農業水利・・・・・・・・・・26
 (1)土地私有制度の確立と農業水利・・・・・・・・・・26
 (2) 制度の重層化・・・・・・・・・・28
 (3) ヨーロッパ技術の受容・・・・・・・・・・29
 (4) 大規模用排水事業の出現――国家介入の意義――・・・・・・・・・・32
 (5) 小農経営の発展と水利改良・・・・・・・・・・34
 Ⅳ 第2次大戦後の制度改革・近代化と農業水利・・・・・・・・・・35
 (1) 「戦後改革」の意義・・・・・・・・・・35
 (2) 土地改良制度の整備・・・・・・・・・・37
 (3) 工業化の進行と農業近代化・・・・・・・・・・40
 (4) 農業水利施設の近代化・・・・・・・・・・44
 (5) 農業生産構造の変化と農業水利・・・・・・・・・・46
 Ⅴ 総 括・・・・・・・・・・48

第2章 水利開発史をめぐる技術と推進者(旗手 勲)・・・・・・・・・・55
 Ⅰ 日本における水利技術の特徴・・・・・・・・・・55
 (1) 日本の水利開発と小農・・・・・・・・・・55
 (2) 水利技術をめぐる導入と普及・・・・・・・・・・56
 Ⅱ 日本的な水利開発の展開・・・・・・・・・・58
 (1) 河川の開発と封建的統一・・・・・・・・・・59
 (2) 日本的な水利技術の展開・・・・・・・・・・61
 (3) 日本的な水利開発の特徴・・・・・・・・・・65
 Ⅲ 近代日本の水利改良・・・・・・・・・・68
 (1) 日本資本主義の発足と土地改良・・・・・・・・・・69
 (2) 水利技術をめぐる伝統と近代・・・・・・・・・・71
 (3) 日本資本主義の展開と土地改良・・・・・・・・・・76
 (4) 日本資本主義の転換と土地改良・・・・・・・・・・80

第3章 土地改良政策の展開過程・・・・・・・・・・(今村奈良臣)・・・・・・・・・・89
 Ⅰ 時期区分と制度変遷の概観・・・・・・・・・・89
 Ⅱ 水利組合法と耕地整理法の制定・・・・・・・・・・92
 (1) 士族授産開懇と農民的土地改良・・・・・・・・・・92
 (2) 水利組合法の制定・・・・・・・・・・93
 (3) 耕地整理法の制定と改正・・・・・・・・・・95
 Ⅲ 土地改良事業への国家の登場・・・・・・・・・・97
 (1) 農業政策の多面的展開・・・・・・・・・・97
 (2) 国家資金投入の制度の確立・・・・・・・・・・98
 (3) 農業恐慌と土地改良事業・・・・・・・・・・101
 (4) 戦時経済と土地改良政策・・・・・・・・・・102
 Ⅳ 農地改革と土地改良法の制定・・・・・・・・・・103
 (1) 農地改革とその成果・・・・・・・・・・103
 (2) 土地改良法の制定とその特徴・・・・・・・・・・105
 (3) 食糧危機と緊急開拓・・・・・・・・・・107
 (4) 食糧増産政策と土地改良・・・・・・・・・・107
 (5) 土地改良事業費の推移と特徴・・・・・・・・・・109
 Ⅴ 農業基本法の制定と土地改良政策・・・・・・・・・・113
 (1) 農業基本法の制定・・・・・・・・・・113
 (2) 土地改良制度の改正・・・・・・・・・・115
 (3) 米の過剰と総合農政への転換・・・・・・・・・・117
 (4) 土地改良事業の進展と多様化・・・・・・・・・・118
 (5) 土地改良事業費の推移と特徴・・・・・・・・・・120
 (6) 土地改良事業費の負担構成――政府と農民――・・・・・・・・・・122
 Ⅵ 土地改良政策の当面する課題・・・・・・・・・・126
 むすび・・・・・・・・・・128

第4章土地改良事業の展開と農業生産力の形成メカニズム・・・・・・・・・・(永田恵十郎)・・・・・・・・・・129
 Ⅰ 農業生産力形成における土地改良投資の役割・・・・・・・・・・129
 (1) アダム・スミスの水田農業観・・・・・・・・・・129
 (2) 日本における土地改良投資の歴史的動向と稲作生産力の到達水準・・・・・・・・・・133
 Ⅱ 土地改良事業の展開と農業生産力の形成過程・・・・・・・・・・135
 (1) 地主主導型耕地整理事業の出発と伝統的稲作技術の改善・・・・・・・・・・135
 (2) 国家主導型用排水改良事業の登場と稲作生産力の前進・・・・・・・・・・142
 (3) 戦後段階における稲作生産力の形成と土地改良事業・・・・・・・・・・149
 Ⅲ 農業生産力の新しい発展方向と水・土地利用の今後の課題・・・・・・・・・・156
 (1) 圃場整備・稲作機械化段階における農業生産力の発展方向・・・・・・・・・・156
 (2) 水田利用の高度化と今後の農業水利システム像・・・・・・・・・・160

第5章 クリーク灌漑と地域社会・・・・・・・・・・(陣内義人)・ 169
 Ⅰ 日本農業の再編成と電気灌漑事業・・・・・・・・・・169
 Ⅱ 三つの電気灌漑事業・・・・・・・・・・178
 Ⅲ 電気灌漑事業と地域社会・・・・・・・・・・190
 Ⅳ 農村における組織体制の整備・・・・・・・・・・198
 (1) 地方官庁の勧農体制・・・・・・・・・・201
 (2) 農事試験場の調査研究と技術普及体制・・・・・・・・・・203
 (3) 県農会の活動・・・・・・・・・・204

第6章 北海道「大正用水」灌漑地域の稲作展開の特色と現状・・・・・・・・・・(七戸長生)・・・・・・・・・・209
 Ⅰ 序説―北海道における稲作水利の展開経過の概括―・・・・・・・・・・209
 (1) 北海道農業の基本的特質の形成・・・・・・・・・・209
 (2) 北海道における稲作ならびに水利の展開・・・・・・・・・・213
 (3) 調査対象地―深川―の概要・・・・・・・・・・220
 Ⅱ 「大正用水」の形成発展とその特色・・・・・・・・・・225
 (1) 深川土功組合設立の推進主体・・・・・・・・・・225
 (2) 水利組織の構造と特質・・・・・・・・・・227
 (3) 水利組織と集落との関連・・・・・・・・・・231
 Ⅲ 最近における稲作生産力展開と水利条件・・・・・・・・・・234
 (1) 稲作生産力展開の概要・・・・・・・・・・234
 (2) 基盤整備実施以前の用水利用の特色・・・・・・・・・・237
 (3) 基盤整備実施後の生産力展開・・・・・・・・・・241
 Ⅳ 水田転作と水利体系・・・・・・・・・・242
 (1) 水田転作への対応経過の概況・・・・・・・・・・242
 (2) 転作圃場と水利条件・・・・・・・・・・245
 (3) 水田転作と水利組織の再編の必要性・・・・・・・・・・247
 Ⅴ 総 括 ―北海道における稲作水利の特質―・・・・・・・・・・250

第7章 自然としての土地から商品としての土地へ ―市場経済の発展を可能とした日本の条件― ・・・・・・・・・・(友杉 孝)・ 253
 はじめに・・・・・・・・・・253
 Ⅰ 水田社会の形成・・・・・・・・・・255
 Ⅱ 水田社会の維持・・・・・・・・・・262
 Ⅲ 水田社会を変える力・・・・・・・・・・270
 Ⅳ 市場社会のなかの水田社会・・・・・・・・・・279

第8章 灌漑開発の視点 ―アジアの中の日本―・・・・・・・・・・(平島成望)・・・・・・・・・・285
 はじめに・・・・・・・・・・285
 Ⅰ 灌漑用水の特性・・・・・・・・・・286
 Ⅱ 灌漑開発の視点・・・・・・・・・・289
 (1) 灌漑投資の方向性・・・・・・・・・・289
 (2) 灌漑投資の主体・・・・・・・・・・290
 (3) 灌漑施設の操作,維持・管理の主体・・・・・・・・・・290
 Ⅲ 灌漑開発におけるアジアの中の日本・・・・・・・・・・292
 (1) 灌漑開発の地方分権化・・・・・・・・・・293
 (2) 村落共同体と水管理・・・・・・・・・・294
 (3) 強固な水利権意識・・・・・・・・・・295
 (4) 灌漑と土地改良・・・・・・・・・・296
 (5) 生産性格差と灌漑・・・・・・・・・・296
 Ⅳ 灌漑開発の課題―途上国の経験・・・・・・・・・・298
 (1) 低い投下資本の回収率・・・・・・・・・・298
 (2) 灌漑投資と地代の平準化・・・・・・・・・・299
 (3) 灌漑における地下水の役割・・・・・・・・・・301
 (4) 資源の有効利用と用水価格・・・・・・・・・・302
 (5) 用水管理における伝統と近代・・・・・・・・・・304
 むすびにかえて・・・・・・・・・・307

終 章 発展途上国への寄与の視角・・・・・・・・・・(今村奈良臣)・・・・・・・・・・309
 Ⅰ 報告書の視角・・・・・・・・・・309
 Ⅱ 発展途上国の内包する問題点・・・・・・・・・・309
 Ⅲ 「日本の経験」とその意義・・・・・・・・・・310
 むすび・・・・・・・・・・311

近代土地改良関係年表・・・・・・・・・・313