公害
技術と産業公害
田中正造翁日本の輝かしい高度成長を影の部分で支えたものは
はげしい自然と人間の破壊であった.
この百年、人命に危険を及ぼす環境破壊として公害という国際語が定着した.
また、労働現場で無数の人命が奪われた.
それは政治的意志によって避けられた犠牲である.
悲劇をくり返さぬために,経験の批判的な反省が必要である.
ユージン・スミス撮影「水俣」の写真 (c)1972 Aileen M.Smith
国際連合大学[発行] 東京大学出版会[発売]
HSDB-24J/UNUP-542
林 武 総編集=
国連大学プロジェクト[日本の経験]シリーズ
技術と産業公害
宇井 純編
国際連合大学[発行]
東京大学出版会[発売]
執筆者紹介 [執筆順]
宇井 純 (うい じゅん) 沖縄大学教授
東海林吉郎 (しょうじ きちろう) 歴史・公害問題研究者
菅井益郎 (すがい ますろう) 国学院大学経済学部助教授
星野芳郎 (ほしの よしろう) 帝京大学経済学部教授
飯島伸子 (いいじま のぶこ) 桃山学院大学社会学部教授
技術と産業公害
1985年9月20日初版
1987年6月1日2刷
定価2800円
[検印廃止]
総編集 林 武(「日本の経験」プロジェクト・コーディネーター)
編者 宇井 純
発行所 国際連合大学
〒150 東京都渋谷区渋谷2丁目15番1号
発売所 財団法人 東京大学出版会
〒113 東京都文京区本郷7-3-1東大構内
電話(811)8814.振替東京6-59964
印刷所 研究社印刷株式会社
製本所 誠製本所
ISBN 4-13-051085-1
国際連合大学